つむぎの透明水彩画

透明水彩絵具で、色を紡いでいくように大切に描いていけたらと思っています。

アオモリトドマツ 絵画教室課題 #004

 

 

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 こちらの題材はアオモリトドマツ(オオシラビソ 大白檜曽)で

絵画教室の課題でした。

 この写真を目にした時、「あ~私これ描きたい」と思ったので、

このトドマツの立ち姿を"描ききりたい”という気持ちが溢れてきました。

それ故どんなに時間が掛かっても写真に忠実にかつ、立体的に描写したいと

意識しながら描きました。

 

 トドマツを描くことも大変でしたが、それ以上に手前の野草を正確に描く事は

思っていた以上に根気のいるものでした。

 1枚1枚の葉がどのように生えてきているのか分からなく頭を悩ませましたが、

描き続けてこの密集し鬱蒼とし生えている様をしっかり描写したいと思いました。

  

 今まで描いてきた課題は、色が濃すぎて絵が重たくなってしまったり、

色が決まらないこともあり、納得のいかない点が後から出てきてしまいましたが、

描き終えた後も「もうこれ以上描き加えることはない」と思えた

初めての課題だったので、ブログに初めて上げる課題を考えたとき

このトドマツにしようと決めました。

 

 このトドマツの課題は絵画教室に通い始めて4作品目で、

製作期間に10か月もかかってしまいました。

 

 そもそも私は絵画教室に通うまでは趣味で好きなものを

ただ描いていただけでしたが、

透明水彩絵の具という世界を知ってから、

本格的に絵をやってみたいと思うようになり、

デッサン教室(約8ヶ月通いました)を経て、

今の水彩画教室に通っています。

 

 通い始めた当初、課題の提出期日に描き上げることが出来ず

自分の力のなさに先生からどんな言葉を掛けられるのだろうと

不安な気持ちでした。

 しかし先生は私を否定することなく、

「時間はかけても問題ない、むしろ次回の授業に間に合わせようとして

雑になってしまうより、ゆっくりと絵に向き合い描くことが良い」と 

話して下さいました。

 この時「あっ、ゆっくり自分のペースで取り組んでいいんだ」と

すごくホッとしたことを今でも覚えています。

 

 従いまして、今後掲載していく課題も、どれも期間は違えど

時間が掛かってしまっているものばかりとなっておりますが、

これからも絵と向き合い丁寧に描く事、かつ少しずつでも描くペースを

上げていくことが、私の目標の1つであります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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