つむぎの透明水彩画

透明水彩絵具で、色を紡いでいくように大切に描いていけたらと思っています。

イタリア,エリチェの路地 絵画教室課題#002

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 こちらの課題は、イタリアのエリチェの路地です。

風景画を描き始めて2枚目の絵になります。

 

 その頃は絵を描くこと自体が初心者で教室の生徒の皆さん上手で

とにかく自分のやれるだけのことをやらないと

お見せ出来ないなと緊張しながら課題を受け取りました。

 

 まずは写真に忠実に、正確にと

その事ばかりが頭を占めていて、遠近法なども一切分かっていませんでした。

建物、街灯、ベランダなどの色の濃さや線の太さに違いがあまり無く

今この絵を見ても違和感が拭えないものとなってしまっています。

左の岩の壁、その上の鬱蒼とした草の集合体、この2つの部分は

写真とにらめっこしてただひたすらに鉛筆で描きました。

 

 この絵で一番悩まされたのは、右上のベランダの格子です。

一本一本の細さ、格子同士の隙間の長さなど写真をよく見ても分からず悩んだ結果

下書きのまま先生に見せて教えてもらうことにしました。

先生はこの時このままでいいとのことでした。

その後風景画の課題が出る度に、いつも目で見ても分からない部分の描写に悩んでいた時

先生が「見てもよく分からないものは、よく分からない様に描かなければならない」

とおっしゃいました。

この時に必要だったのはその描き方だったのだなと思いました。

今でもこの点はうまく出来ていないし、私にとって高い壁です。

克服できる様、今後悩みながら描いていきます。

 

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