つむぎの透明水彩画

透明水彩絵具で、色を紡いでいくように大切に描いていけたらと思っています。

イタリア,シチリア パレルモの路地 絵画教室課題#015

 

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 こちらはイタリアのシチリアパレルモの路地の絵です。

建物の壁や地面など全体的に色合いが淡く

現代の今でもこのノスタルジックな雰囲気の題材に

とても惹かれ描く事を決めました。

 

 まずは細かい描写です。

時間はかかってしまいますが、細かいことを描く事は大変ですが好きです。

絵の中で小さな可愛い車が一番のシンボルだと思ったので

車の一部分一部分(ライトや車体、タイヤなど)を

をしっかりと確認し陰影にも気を付けつつ描きました。

 それから街の手前の建物のバルコニーの独特なアイアンの型なども

細かく描きました。

そうすることで細かい描写とそうでない部分で

遠近感を出したいと思いました。

 

 2つ目は絵の端のぼかしです。

私はこのぼかしが苦手でうまく描けたなと思えたことがありません。

今回こそはと挑戦して、先生に教えていただいた

三原色(マゼンタ、シアン、イエロー)をパレッドに出し

ぼかしたいところに水を流し

その上に3色を出して紙を傾けながら色を調節していく方法を試しました。

大胆に色を塗るのが苦手な

自分にしては思いっきりやってみました。

 

 結果的に影が全体的に濃くなり

いつも中途半端だった「絵の端」も初めて自分でも

いいのじゃないかと思えました。

このやり方は水を塗った中で絵の具が自由に動くので

なかなか思うようにいかないときもあります。

この方法でいつやってもうまく完成するように

何度も練習していきたいです。

 

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イタリア,トスカーナ州ピエンツェよりオルチャの谷とアミアータ山 絵画教室課題#003

 

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 こちらはイタリアのトスカーナ州ピエンツェより

オルチャの谷とアミアータ山の絵です。

 朝焼けの空の描き方が青空とは違い難しそうだとは思いましたが

描いてみたいとこの課題を選びました。

 

 まだ絵画教室に通い始めて3つ目の絵で

今見ても各箇所が稚拙で迷いながら描いているなと自分でも感じます。

 

 この時の授業では空の塗り方を習いました。

空を描くところに水をひいてから

上から青、少し隙間をあけて赤を、そしてその間に黄色を垂らしこんで

色が固定するまで乾かしていくという作業をするのですが

「難しいから必ず練習してから本番に取り組んで」といわれたこの言葉どおり

綺麗な塩梅でグラデーションにするのはとても難しくて

青,黄色,赤のバランスが少しでも違ったり、

青と黄色だけが混ざって緑色になると

空ではありえない色が出来上がってしまったりと

何度も練習しそれぞれの色の量や色を垂れ流すタイミングを大体覚えてから

本番を描きました。

 

 手前の木々の描写ですが

どういう生え方をしているのか分からず、

どうしてもうまく描けなかったので

次の授業で見てもらったところ

『見て分からないものは見て分からない通りに描く』

という言葉を受けて軽くショックを受けました。

曖昧に描く事は非常に苦手としているところなので

これからもこの描き方に向き合っていかなければならないと悟り、

これは大変だ…と思いましたが、

今では出来るようになりたいと課題に取り組むたびに

うまくなりたいと思っています。

 

 この絵を見る度、

うまく描けなかったことに悔しい気持ちになりますが、

その気持ちを思い起こしてもくれるので

今は私にとって大事な風景画だなと思えています。

 

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私の愛犬:ボールペン画 #001

 

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 今回の絵は水彩画ではなくボールペン画です。

先生は授業の中で水彩画だけでなく、

ペン画の作品も見せて下さいます。

先生の描くペン画は、セピア色で描かれていて

その題材もあいまって

ノスタルジックな雰囲気のある絵でとても惹きつけられ

水彩画とはまた違う心動かされるものがありました。

 先生からボールペンでも何か描いてみたらどうかと言っていただき

「まずは描きやすい題材から始めればいい」と助言をもらえたので

何度か題材にしている私の愛犬をモデルに決めました。

 

 筆記用具としてしか使ってこなかったボールペンを

画材として使うのに試し描きした時

薄い色や優しいタッチを出すには、

色鉛筆と同じように斜めにすればいいことが分かりました。

 しかしその斜め描きをしているとペン先が定期的に

ぼてって(インクが溜まって)しまい、

繊細なペンのタッチを台無しにしてしまうことも分かりました。

そこはペン先をこまめに拭くことで対処しました。

 

 絵の表現でかなり重要な部分である光と影に関しても

水彩画では様々な色を使うことで表現出来ましたが、

ペン画の場合その違いを一色で表現しなければならないので

本当に苦労しました。

 

 ボールペン画を描き終えて

ボールペン画の魅力に気づけたこと

改めて透明水彩画が好きだなと感じられたことは

描いたことのない画法に触れてみて初めて知ることが出来たと思うので

これからも興味を惹かれたことは挑戦していきたいと思います。

 

 

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京都 花見小路裏 絵画教室課題#014

 

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 こちらは京都の花見小路裏の絵になります。

以前から先生に「夜を題材にした絵は、朝、昼、夕方の2倍難しい」

と言われていたので、

まだ到底描く事は出来ないと手を出してなかったのですが

この題材の日本の和の景色がとても素敵で

描いてみたい気持ちが強くなり

挑戦する気持ちでなら描いてみてもいいのでは?と思い、

失敗覚悟で取り組み始めました。

 

 洋風の建物ばかり描いてきましたが、

和の建物も好きでずっと描いてみたいと思っていました。

 木の柵や格子戸、簾(すだれ)など、

西洋のものとまた違う繊細な形のものがあって

それらを遠近感のことも考えながら

どこまで描き込むのか考えながら描いていきました。

 

 そして難しかったのが今までと全く違う夜の景色を描くことでした。

いつもは太陽の光がどこから射しているかを見て

それによって影の角度、形が決まっている光中心の景色と

暗さの中に照明がある暗闇中心の世界とでは、

改めて全く違うものだなと思いました。

夜の暗さと照明の光、それぞれを大事に共存している様子をしっかり表現したいと

絵の各所を何度も見比べながら描き進めました。

 更にこの題材は雨も降っていたこともあり、

地面が濡れて水が軽く溜まっているかんじになっていたので

建物と照明が水面に映し出されているように注視して描きました。

 

 京都は、修学旅行以来行ってないので

題材を探しながら、また学生のときとは違った目線で

ゆっくりと観光したいです。

少しでも早くコロナが収束することを祈っています。

 

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ドイツ,ノイシュバンシュタイン城 絵画教室課題#013

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 こちらの課題はドイツにあるノイシュバンシュタイン城になります。

ノイシュバンシュタイン城カルフォルニアアナハイムの初代ディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルになっています。

 

 この課題を見た時、以前に描いたアオモリトドマツの課題を見たときと同じ様に

城・景色をたとえ時間が掛かってもしっかり描ききりたいと強く思いました。

 前から大きい絵に挑戦したいと考えていたので、

挑戦するならこの絵でいきたいと思いサイズの大きめの水彩紙を選びました。

 

 この作品はどこをとっても細かい表現を必要としていたので、

一枚の絵を描いているというよりも

手前の門、左の塔、奥の城、左の森、右の森、奥の山と、

部分部分で一つの題材を細部までこだわって描きながら、かつ

色合いは周りを見ながら塗っていきました。

 覚悟はしていましたが、思っていた以上に細かく

全てに全神経を使い描いていたことを今でも絵を見ると思い出されるくらいです。

 同じ絵と向き合っていると煮詰まって頭がパーンとなってしまうので

製作途中で、他の絵に取り組んだりして、リセットさせていました。

 

 結果的に完成するまでに10ヶ月掛かってしまったのですが

先生からもとても褒めて頂けて、

描き慣れていなくて不安だった奥の山も、

「山がいいよ」と言っていただけてホッとしましたし、

とても嬉しかったです。

  

  ブログを書くにあたって、改めてこの絵を見て

その時は本当に大変だったのですが、

自分が納得出来て描き終えることが出来て良かったなと思います。

 

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光射す葡萄

 

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 こちらはぶどうを題材にした絵です。

ブログのヘッダーに使っている絵でもあります。

 

 今までオリーブ、レモン、りんごと果実を描いてきて

他の果実にも挑戦してみたいと思い描きました。

 選んだ理由としては

透明水彩において、『光と影が大事なポイント』であると学んできたので

その点をしっかり表現できるのかを確かめるためにも

この陰影がはっきりとしているこのぶどうを選びました。

 

 この絵は、影の部分が限りなく多く

その中にちらほらとある、射す様な光が当たっているぶどうとその葉っぱ、

光が当たっている部分とそれ以外の影の部分をしっかり描き表せる事を念頭に置き、

描きました。

 

 特に主役であるぶどうは

どれだけ本物に近く立体的に描けるか注視して描いていて

更にその物の持つ瑞々しさや

太陽からの直射日光、周りの物体からの反射光、

そしてぶどうの皮に付いている『ブルーム』という白い粉がまばらに付いている様子を

写真を見ながら慎重に描いていきました。

 

 先生にはぶどうの白い粉『ブルーム』の表現のことも褒めていただけました。

それだけではなく教室の皆様にも褒めていただけたことがとても嬉しく

私自身も好きな絵になりました。

 

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イタリア,エリチェの路地 絵画教室課題#002

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 こちらの課題は、イタリアのエリチェの路地です。

風景画を描き始めて2枚目の絵になります。

 

 その頃は絵を描くこと自体が初心者で教室の生徒の皆さん上手で

とにかく自分のやれるだけのことをやらないと

お見せ出来ないなと緊張しながら課題を受け取りました。

 

 まずは写真に忠実に、正確にと

その事ばかりが頭を占めていて、遠近法なども一切分かっていませんでした。

建物、街灯、ベランダなどの色の濃さや線の太さに違いがあまり無く

今この絵を見ても違和感が拭えないものとなってしまっています。

左の岩の壁、その上の鬱蒼とした草の集合体、この2つの部分は

写真とにらめっこしてただひたすらに鉛筆で描きました。

 

 この絵で一番悩まされたのは、右上のベランダの格子です。

一本一本の細さ、格子同士の隙間の長さなど写真をよく見ても分からず悩んだ結果

下書きのまま先生に見せて教えてもらうことにしました。

先生はこの時このままでいいとのことでした。

その後風景画の課題が出る度に、いつも目で見ても分からない部分の描写に悩んでいた時

先生が「見てもよく分からないものは、よく分からない様に描かなければならない」

とおっしゃいました。

この時に必要だったのはその描き方だったのだなと思いました。

今でもこの点はうまく出来ていないし、私にとって高い壁です。

克服できる様、今後悩みながら描いていきます。

 

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